平成史 (小学館文庫)
本, 佐藤 優
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詳細
- タイトル: 平成史 (小学館文庫) de 佐藤 優
- ISBN: 4094066349
- ファイル名: 平成史-小学館文庫.pdf
- 発売日: 2019/5/2
- ページ数: 540ページ ページ
- 出版社: 佐藤 優
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平成史 (小学館文庫) epubダウンロード無料 - 内容紹介 混迷の30年をぶった斬り! 何が起きたか、なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。文庫版新章として「平成が終わった日」収録。ブック&シネマリスト50も充実!◎福島原発事故(2011年)の予兆は、JCO臨界事故(1999年)にあり。◎日本の「右傾化」は、PKO協力法(1992年)から始まった。◎ピケティが予言していたゴーン逮捕(2018年)。時代を通覧することで初めて見える平成の因果――バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場ほか、あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた。 内容(「BOOK」データベースより) 何が起きたか、なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、皇室、文化を縦横無尽に語り尽くす。福島原発事故(二〇一一年)の予兆は、JCO臨界事故(一九九九年)にあり。日本の「右傾化」は、PKO協力法(一九九二年)から始まった。ピケティが予言していたゴーン逮捕(二〇一八年)…。時代を通覧することで平成の因果が見えてくる。バブル崩壊、オウムテロ、二度の大震災、安倍一強ほか、すべては、裏で繋がっていた。年表、流行、ブック&シネマリストも充実。文庫化に際して両氏の新版まえがき&あとがき、新章「平成が終わった日」も収録。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 佐藤/優 1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。『自壊する帝国』にて大宅賞、新潮ドキュメント賞受賞 片山/杜秀 1963年、宮城県生まれ。思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。『未完のファシズム』にて司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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この論客2人の対論なら、面白くないはずがない。だから、わくわくして手に取った。もちろん面白かった。ただ、それは想定できた面白さ。もっと突き抜けた、想定できなかった面白さが、この2人なら、もっと出せた気がする。ある種、忠実に編年形式で対論しているので、お互いの持ち味が中和され、マイルドになっている。平成を振り返るという論点で、それぞれが、テーマもしくは、年代で、各自評論を書き、最後に総論およびテーマ別平成通史で、対論した方が、編集上、ご両人の切れ味を、存分に堪能できたような気がする。そういった意味では、編集方法がもったいなかったような気もする。もちろん、面白いので、ぜいたくな要望かもしれませんが。以下に印象的なフレーズを掲げる。・平成は編集がなくなった時代。切り貼りしそのまま公表する研究者、評論家が増えた(p38)・ストーカーは新しい人種ではなく、それを止めていた家族や共同体の方が壊れた(p43)・浄土真宗の親鸞や曹洞宗の道元の思想は、1人の世界で成り立つが、日蓮の教えはみんなが法華経を信じる共同体を作らないと救われない。個人の問題ではなく、社会運動。だから、必然的に政治化する。(p98)・(早大雄弁会出身の森元首相に関連し)アドリブは重んじるが、細かいところはよく確認する。これが学生弁論の基本。事実関係を間違えるとやじり倒されるので慎重さが身につく(p111)・郵政選挙は中間団体の破壊(p154)。★中間団体の崩壊は「平成史」を貫くテーマ・ドイツ・モデルが資本主義国に広く一般化したのは第2次大戦前後。日本を含めた資本主義国家が国民年金や国民保険を政策の柱にして福祉国家化を歩んだのは、共産主義、社会主義の脅威があったから。西側は福祉が弱くなれば、戦わずして、社会主義、共産主義に乗っ取られる不安を抱えていたが、今では、全く脅威ではなく、脅威を与えているのはイスラム世界のみ。資本主義国家では、社会保障は、あくまで社会主義への対抗手段だったから、脅威がなくなれば切りすれる方向に行く。そして、資本主義国家は、福祉や社会保障に力を入れず、資本の自己増殖にエネルギーを費やす・マルクスは「資本は無限に自己増殖する運動体」と定義した。これからはマルクス経済学のベーシックな知識が非常に重要になる。・共産主義、社会主義の脅威が失われた状況で、資本主義国家は年金制度を維持していけるのか、根本的に考えていく必要がある。(p173~175)・個人で平和を作り出すことはできないが、個人が戦争を引き起こすことはできる。(p226)・「塩狩峠」はキリスト教小説と読むと本質が分からなくなる。信仰としての自己犠牲ではなく、テクノクラート(技術技官)としての責務を果たした、職業的良心を問うた小説である。(p242)・尖閣問題は、副知事だった猪瀬が寄付金を募ったことで問題が大きくなった。(p254)・ある程度の思想性と一貫性があって結果に対する評価も容易な経済政策に取り組んでも現今の製本主義下では失敗率が高く、責任を取るとしたら、たちまち政権は終わる。そこで、はなから安倍政権は一貫性を放棄しており、これが長期政権に結びついている。(p268)・特定秘密保護法は、リベラル派の取り締まりではなく、他国に侵略する準備として制定。治安維持法より、1937年に抜本改正された軍機保護法、1941年に成立した国防保安法に近い。反対派はこうした狙いが分からず、視野が狭い。(p274)・新聞記者のライフスタイルは変わり、平成の初めまでは、大新聞の記者なら持ち家を買えて子どもの教育にふんだんに投資できた。今はどちらかを選ばざるをえず、朝日では子供の教育を選択する記者が増えている。(p300)・天皇機関説事件の本質は「立法対行政の対立」。行政府の力を強めるために天皇機関説を否定した活動と解釈しなければならない。(p359)・平成に入りローカルルールが許されない社会になった。すべての業界が平準化した。AVについて、今までは、映画の延長線上で、AVを考えていたが、鈴木涼美が、AVは表現の自由ではなく、売春の延長線上であるとの修士論文を書き、これを機に、売買春を性暴力としてとらえるのが主流となりつつある。(p371)・(佐藤氏)平成の1冊は恩田陸の「夜のピクニック」。★片山氏も「蜜蜂と遠雷」を称賛・人柄ばかりに的を絞るから戦争映画も人情話になる。(p417)・文化芸術で平成を象徴する人物は野村萬斎。(p418)・作問力を維持している大学は、慶應、早稲田、上智、関西学院、同志社の5つ。不本意入学を減らし、第一志望の学生が過半数になるから学校の基礎体力が保てる。(p421)などなど。平成とは、恵まれてはいたが、幸福感はない。幸福感には乏しいが、恵まれたはいた、そんな時代と総括されている。とにかく、ためになるし、面白い。絶対的におすすめ。買って読んで絶対に損はしないが、個人的にはちょっと惜しい1冊でもある。
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