望郷のスターウルフ (1971年) (ハヤカワSF文庫―スターウルフ・シリーズ〈3〉)

詳細

• タイトル: 望郷のスターウルフ (1971年) (ハヤカワSF文庫―スターウルフ・シリーズ〈3〉) de エドモンド・ハミルトン
• ISBN:
• ファイル名: 望郷のスターウルフ-1971年-ハヤカワsf文庫-スターウルフ-シリーズ-3.pdf
• 発売日: 1971
• ページ数: 259ページ ページ
• 出版社: エドモンド・ハミルトン

シリーズ第３作、というより３部作の完結編のような印象。第１作『さすらいのスターウルフ』のプロローグでスターウルフの仲間から追放された故郷ヴァルナに帰る必要に迫られたケインが、究極の宝石＜歌う太陽＞を手に入れるため、難攻不落のクアジャル人の惑星へスターウルフ軍団と共に攻め込む。ケインの過去が明かされ、これまでケインひとりしか出てこなかった伝説のスターウルフたちが略奪に出陣するなど、どうみても完結編だ。“ワールド・デバステイター”として期待してる私としては、今回登場した＜殺戮惑星（リーサル・ワールド）＞には、「まってました！」という感じ。なにしろ侵入者を撃退するため、星系にある複数の惑星を地雷原よろしく爆発させるのだ。宇宙狭しと飛び回るスペースオペラならではの仕掛けといえるだろう。スペースオペラの秀作として、読んで損はない作品といえる。